君たちはどう生きるか、観ました。まさか冒頭から宮崎駿が出てきて2時間近く説教されることになるとは、、、
というわけで、内容としては村上春樹との相似が気になりました。街とその不確かな壁でも主人公は戻ってくるんですよね。大学院にいたころ、なぜかハードボイルドワンダーランドの話になり、ちょうど戦後ヨーロッパ史をやっていたこともあり、これって社会主義と資本主義とをモチーフにしてるのではみたいなことを言ったのですが、案外当時の気分としては間違ってなかったのではないかも、と。現実、この現実に立ちかえることの意味と、それによって失われている過去の夢の世界とか。
隅田川花火大会に行ってきました。人混みを進みゆくスキルってありますよね、ええ。花火は素晴らしかったです。自分東京の人間じゃないんでこんなに花火で盛り上がる実感特になかったんですが(東京ってお祭り好きですよね)、ホコ天もできてて良い感じでした。危ないロケーションはありましたけど。
初⭐︎新大久保! メシとコスメの街でした。そういえば下北沢にも久々に行きました。スラックスとか買ってみても良いかなとか思いました。歳をとるにつれて選択肢が増えていくことが楽しいですが、他方で「この歳になってこれ?」みたいな目線もあると思うので難しいですよね。まあ楽しく生きていきたいものです。
楽しく、日々の糧を大事にして、生きていくことって、側からみれば恐ろしく無価値で、その中で必要以上の役割を果たしながら日銭を稼ぐ人たちがいる。この街中には沢山。世界はあまりに尊いのだと感じる。
だからこそフェアな世界を、と思ってしまいます。自分の仲間たちの延長線上にいる人たちが目の前にもいる。少なくとも何の気兼ねもなくじいさんの説教や花火を見れて、ラフなマインドで旅行できるように。そうそう兄家族含めでの家族旅行に行ってきました。結婚前の責任ない立場としての、まあトラブルがなければ、最後の旅行に。超楽しかったけど疲れました。10歳やら13歳やらと一緒に遊園地に行っちゃいけねえ。おじさんであることを思い知らされました。いや実際おじさんなんですけど。
あ、そうそう今日ちょっとむかいついたことを一つ。どこぞの人文系の学者様がマスクを外すよう説くのは医療者の責任みたいなこと言ってたんですよね。別に自分は医療者じゃないしその人が人文系レップしてるわけでもないですが(それは流石に失礼)、でもね。
お前は本当に無関心なんだなって思いました。興味もないんだなって。新聞より鏡見てそー。こういうインフルエンサー的な強いこと言ってみちゃう名だけは学者な奴の方の意見の方が世に出回りやすいのもわかるけど、でもおれのアホな仲間どもの声の方がよほど重みあんよ???とも。
真っ当に、楽しく生きることは難しくて、声は響かない。でもだから思い出す、宮崎駿はそんな世界を木っ端微塵にするために開口一番言ったんだ
「そもそも君たちはねえ、、、、」
こここら2時間のスピーチ。涙が止まらなかった。
どうやら自分だけ違う映画を観ていたらしい、