というわけで(どういうわけで?)結婚しました。ただし籍は入れてないです。
どゆこと?
理由は単純で、ぼくは自分の苗字を変えたくないし、相手(女性です、ちなみに自分は男です)も苗字を変えたくなかったからです。そりゃ自分がこれまで馴染んできた苗字は変えたくないですし(ぼくも嫌だ)、ましてや変えることによる面倒なんて想像もしたくないですしね。
で、どちらも苗字を変えたくねえぞって時に「黙れユーが苗字を変えるのだ」っていうのは単にファシストですよね。で、パートナー様もファシストではないので、なら夫婦別姓で行きましょうと。しかしピースとデモクラシーを謳うファックネーションこと我らがジャポンは夫婦別姓を絶対に認めないネーションなので、
まあそれで事実婚みたいな感じでやろうか、となったわけです。
めんどくさいですね。
この夫婦同姓制度について、男女ともに自分の苗字を変える機会が保障されてるのだからアンフェアでないとか言う人がいますけど、現に苗字を変えるのは9割型女性なわけで、結局制度がそういうふうに機能しちゃってるんだから、どう考えてもアンフェアなわけです。これが気に食わなかったのも理由の一つです。
ちなみにパートナーシップ条例みたいなのに申請することで形式上(?)結婚したことにしましょうとパートナー様と話し合いそうしたのですが、このパートナーシップ制度みたいなのも諸々問題ありまして。あ、同性婚とか、そういうのを基本的には念頭においた制度です、多分。
まず土日祝日はやってない。これ想像してみて欲しいんですが、当然結婚するにあたり特別な日(正月とか)を選ぶ人もいると思うんですよ。まずそれが保障されていない。
んでこの申請も役所の隅っこでやるんですよね。まあ映えない。映えないから何だって話ですが、でも世の中の結婚した皆さん(おめでとうございます!)ってわりかし役所のステキなコーナーで写真撮ったりとかなんやかんやで映えタイミングがあるわけです。それをこちとら役所の隅っこでやらざるを得ないんですね。
もちろん役所も上の言うこと聞いてしっかり仕事してくださっているので感謝なんですが。ついでに雇ってください!
さて、そんなわけでこのパートナーシップ何たらも、結局、「正式な」結婚の二番煎じ扱いみたいになってるわけです。そしてそれを突きつけられるシーンが意外とこういうところだったりするんですね。
む〜ん、となりました。自分はパートナー様と一緒になんやかんやで末永く楽しくやっていきたいなとは思ってます。が、夫婦別姓でも、もちろん同性婚でも、何でも、正式な結婚の権利くらいはよこせよと思っちゃいますね。別に夫婦同姓がいいっていう人を止める気は毛頭ないですし。
てなわけで、ちょっと長めで文句も多めな結婚報告でしたとさ。ちなみに当日の本日は(本当は今日を結婚記念日にするつもりが土日祝日はやってないってことで書類の提出は平日に済ませたのです)今日は豪華にいこうぜってことで食べた寿司があたってしまい見事にダウンしてました。なーにやってんですかね。これからパートナー様に華麗なるスライディング土下座をかましてきます。