Good afternoon

基本的に乃木坂について書いていくつもりです。自分の言葉に責任を持つ気が毛頭ない人たちが中の人をしており、それが複数名います。ご容赦ください。

4月ですね

4月になりました。早いもので、今の仕事を始めてもう4年目になります。正直、この仕事をここまで長くするつもりはなかったので、自分でもびっくりしています。この間に得れた知見、というより感覚は大きく、不満とかも色々ありましたが、おそらく振り返ってみればかけがえのないものになるのだと思います。逆に言えば振り返って「あの経験は大事だったな」と思えるような人間になっていないといけないわけで、良くも悪くも将来へのハードルのようなものは上がりますね。

これまでの3年間で、自分のなかではかなり「キャラ変」を試みてきました。怖いイメージは良くないので(日常生活においても、仕事的にも)、明るいのんびり屋さんになろうと心がけてきました。これはそこそこ上手くいっていると思います。どうしても口の悪さとか、態度とか、発想とか、そういうところで暴力的な面が出てきてしまいがちですが(おそらくは多くの人と同じように)、ここに関してはかなり自覚的に頑張ってきたのではないかなと。これも職場の先輩を見て「自分もこうなりたいな、自分が今登るべき山はこれだな」と思えたのがきっかけです。ゆったり、のんびり、落ち着いて行動する。焦ったり走ったりしたらマインドに跳ね返って良くない感じになりますからね。柔らかい人間になりたいものです。

それから、まだ諸々書類手続きが必要なので確定はしていませんが、介護福祉士になります。政治学修士介護福祉士をどちらももっているのはかなり珍しいのではないかなと思います。個人的には、現場は好きですが、現場のために自分ができることは現場に居続けることではないと思っているので、あくまで介護福祉士という資格は単なる称号のようなものですが、しかし少なくとも自分はやってきたんだ、という証明にはなると思うので、まぁ取ってよかったかなと思います。どの口が言うかというのは割と重要ですからね。他方でお勉強のために自分の読書とかがだいぶ損なわれてしまったのは残念だなと考えています。これに関しては自分のお勉強における不器用が災いとなっており、かつそれは自分のこれまでの人生の問題でもあるので、仕方ないといえば仕方ないのですが。その一方で小説は(あくまで趣味として)読み続けており、文学経験のようなものに自分の考えが寄っている面もあります。どちらが良いかと言えば当然、これまで自分がやってきた社会科学的な知見を伸ばしていった方が生産性は高いので全体的には損失の方が大きいと思うのですが、まぁこれはこれで良い経験だったのかなと。

今後ですが、これまでの習慣をまずは取り戻したいと思っています。少なくとも月一で自分のための文章執筆をやりたいなと考えています。あくまでトレーニングですが、人に見せても恥じることのないクオリティは保っていきたいです。野心としては、研究を再開したいと思っています。なぜこれが野心かというと、自分のプライベートな環境が大きく変わりそうな感じがあり、これまで手が回るかな、という不安があるからです。まぁやれるだけやっていきましょう。仕事の面では、もうちょっと幅を広げたいですね。元々が介護を極めたい人間ではなく、むしろ現場のバックアップであったり、とにかく現場の人のために何かしたいという動機で入職しており、現場を3年経験してますますその思いが強くなっているので、そこは頑張りたいかなと思っています。というか、実は入社当時は他にもいろいろオシャレな感じのメイクマネー的な事により目がいっていた人間だったのですが、やはり現場を経験すると違いますね、それよりむしろ現場のために何か、という頭になっています。

今の自分があるのは、単に自分が自覚的にそのためのトレーニングを積んできたという結果論でしかないわけで、他の人は当然、別のトレーニングを受けてきたから僕よりその面に関しては遥かに勝るわけです。僕は現場で色々な人と出会ってきて、自分にはできないことを簡単にやってのける人たちを見て、悔しいと思ったし、こうなりたいなとさえ思ってきました。でも自分の登る山は結局自分で決めなくちゃいけないし、やっぱり現場の人たちのために自分ができることは、現場の人たちの真似をすることではないのは確かだと思っています。同じことを二度言ってますね、失礼失礼。

あ、何かしら成果が出せたら個人発信を増やしていきたいですね。とりあえず今年度の目標は料理上手になって近所の人たちに「この人の料理は美味しいからお惣菜をもらいにいこう」と噂を立てられることです。研究とかよりハードルが高いですね。そうそう研究についてなのですが、やっぱり自分は政治学の人間なのでそれっぽいもので何かテーマを一つ作りたいと思っています。テーマ設定ができれば後が楽ですしね。そういえば今回のウクライナ戦争に関する(いわゆるリアリスト的な)国際政治学者の人たちのツイートとかを見て、改めて自分は「そっちより(リアリストより)」の人間なのだなと思いました。もちろん僕は憲法9条は大事だし安保法制はダメだし核なんぞ話にならんという立場の人間ですが、他方でゲーム理論をはじめとしたリアリズム的なアプローチがどうしても前提にあるので、共感するところもありつつ、他方でそこは違うでしょ的な思いをすることも多々あります。そうした自分の経験を土台にした感覚も大事にしていきたいですね。

というか現場の人間が何かを発信しようと思ったら一番大事なのはまずそこですしね。そういえば大学院にいたときに「あなたの政治イメージはユニークですね」と言われたことがあるんですよね。自分はどうしても丸山眞男とか栗原彬とか、ラクラウ=ムフであったりとか、フーコーであったりとか、はたまた社会運動の流れであったりとか、哲学や社会学や市政の人の「ぼくのかんがえたさいきょうの民主主義論」とかも取り込んだそういうハイテンション政治学みたいなところがどうしても土台にあるので、ここらへんも自覚していきながら書き物に還元してきたいなと思っています。野心ですね。

ちゃんと自分の山を登っていきたいですね。まぁでも心が壊れてしまっては元も子もないので、今後もゆるく楽しくやっていきたいと思います。